美脳教室(びのうきょうしつ)

日時令和2年7月16日(木)~令和2年12月17日(木) 第1・3木曜日開催  10:00~11:30 
※ 新型コロナ感染症の影響にて12回予定が11回へ変更 最終日は令和3年3月12日(金)
参加人数10名(参加定員 10名)

スケジュール

1
リアリティオリエンテーション 姿勢・発声トレーニング(中津智広) 

教室の始めは、身体(からだ)と脳への働きかけから。コロナ禍でも他者との交流を安全に提供。

2
ストレッチ・筋トレ(中津智広・天野一馬)

自宅でも可能な運動を中心に実施。どこに効果があるか…今、どの部分がストレッチされているかなど、自分自身に問いかけながら行うことが重要。

3
認知症予防講座(のぞみの丘ホスピタル 医師・理学療法士・看護師など)

各回に認知症予防をテーマにした「講座」を20分~30分で実施。テーマに合わせて医師・理学療法士・看護師などが登壇。
※ 下記の認知症予防講座には、11月の講座を担当した「森藤医師」の内容を紹介します。

4
コグニサイズプログラム(中津智広)

認知症予防のトレンドの一つ。有酸素運動と認知課題(頭で考える課題)を組み合わせたトレーニングを実施。
教室の終盤には、参加者の皆さんに課題を考えてもらって実施しました。

認知症予防講座

講座名MCIについて学ぼう
担当森藤医師
時間10:45~11:30
内容

認知症の前段階であるMCI、また主観的に自身の低下が分かる状態のSCD(SCI:主観的認知機能障がい)の説明から開始。「前頭葉=社会性・柔軟性・活動性・自制力」「側頭葉=連合動作・リモコンやネクタイを例に!」「側頭葉=外側 ことば/内側 記憶」「後頭葉=視聴覚の貯蔵」。地域の方へ分かりやすい言葉で脳の解剖と機能を説明される。真剣に傾聴され、またメモを自主的に取られる参加者さまも!

予防活動は早期から取り組むべき!予防に有効的な手段や日常生活での留意事項などを伝達する。

「運動と頭を使う様々な習慣は決して健康を裏切りません!」と森藤医師。

コグニサイズメニュー

内容

◎足踏み+数唱(数字の課題にて上肢操作・手拍子)
◎足踏み+作業記憶課題(数字と手指動)ストループ課題(文字・色・方向の識別)
◎1人で行うコグニサイズ中心。※ 対面、グルーピングでのトレーニングはソーシャルディスタンスを徹底。

教室の様子

 この認知症予防教室では、トレーニングの実践はもちろん、学びの場としても活用していただきました。

 また参加者さん個人へ教室に参加された「成果」をお届けするために、成績表を作成して最終日にお渡ししています。

 成果を判断する「評価(アセスメント)」項目には、握力、移動能力(TUG;Time Up and Go)、反応速度(課題遂行までの時間)、不安度(アンケート調査)を用いています。教室の期間を経て、どのような「成果」が表れたのか…その「成果」を持って、次なる活動に参加して頂くことが重要です。

左の写真 : 少し効果のある部分を意識して運動を継続しましょう!

右の写真 : ソーシャルディスタンスを保ちながらしっかりと運動!!

新型コロナウィルス感染対策について

 会場は八百津町ファミリーセンターです。(一部、会場変更もあり)

 新型コロナ対策として3密を避けた環境で実施しています。

 毎回、参加前の検温、血圧測定やマスク着用徹底、手指のアルコール消毒などもしっかり行いました。