可児市内で活動されている運動(K体操)普及指導員、サロン関係者の方々を対象にした講習会です。

日々の活動の中に「認知症予防を目的としたトレーニング」も取り入れてもらいたいと、可児市高齢福祉課さんが企画されました。

主催可児市役所高齢福祉課
日時令和5年3月3日(金) 13:30~15:00
※ K体操指導普及員の皆さんへ、コグニサイズの実践推進とともに、参加される皆さんを守るための「学習」を目的とした講演会。
場所可児市 平牧地区センター 2階会議室
参加人数15名

講師

プレゼンテーター のぞみの丘ホスピタル 理学療法士(コグニサイズ認定指導者) 中津 智広

ファシリテーター① のぞみの丘ホスピタル 理学療法士(コグニサイズ認定指導者) 尾関 昭宏

ファシリテーター② のぞみの丘ホスピタル 理学療法士(コグニサイズ認定指導者) 須田 貴大

活動報告

講演会につい

 1部 認知症予防の本質と共生の重要性
 2部 コグニサイズ体験・実践(指導体験)

1部では、認知症予防・介護予防と言われる昨今…本当の意味での「予防」を我々は理解できているのか…。また「共生」というキーワードを重要視した地域つくりは、果たして出来るのか…。現状の社会背景や課題を切り口に始まりました。地域の方々の不安となっているフレイル認知症またMCIという前段階への正しい理解のため、プレゼンターより講話から進めておりました。「予防」とは…単に『病気を予防することだけでしょうか??』『病気になったら…ダメなんでしょうか??』という講師からの言葉に…「え!?違うの??」と参加者の視線がスライドに一気に釘付け。今後の地域つくりの根幹となる「予防と共生」について、深く学びを進めておりました。

2部では、認知症予防を目的としたトレーニング「コグニサイズ」の体験とその「指導者の立場に立った体験」をいう時間を提供していました。のぞみの丘ホスピタルコグニサイズ認定指導者で作成された「清仁会推奨コグニサイズメニュー」を参考に、感染対策を講じたグループで、一人一人が指導者という立場を体験。伝え方の難しさは体感していたようですが、次第に皆さんが指導にのめり込み…あっという間に時間が過ぎていたように感じました。終始、笑顔が見られた講習会になったのではないでしょうか。

写真① 高齢社会とこのコロナ禍で変化しうる社会拝見を切り口に、予防と共生というキーワードを投げかけるプレゼンテーターの中津理学療法士

写真③ コグニサイズのモデルを行った尾関理学療法士須田理学療法士。プレゼンテーターの意地悪な課題に間違えてしまうものの、会場は大爆笑!そこで「間違えた方が効果あり!」と2人は魔法の言葉を発してました。

写真② 介護予防・認知症予防にはフレイルやMCI(軽度認知障がい)を正しく理解し、いかなるステージにおいても理解と支援のつながりを意識しましょう!と力説。

写真④ 講習会を終えて…可児市高齢福祉課の古川様より。「笑顔が絶えない素敵な時間でしたね。これからも皆さまのお力を信じてます。是非活動していきましょう。」と支援者の一言で、会場に拍手が沸き起こりました。

新型コロナウィルス感染対策について

会場は非常に広く、ソーシャルディスタンスをしっかり保つような座席配置で行いました。(定員40名の会場を使用)
また参加時のマスク着用徹底、受付での検温や問診、アルコール消毒なども実施しています。
換気を行いつつ3密を避けた会場で行いました。

新型コロナウィルスの感染症法による分類は、まもなく…2類から5類に変更となります。またマスク着用に関しても、自己判断に任されるようになる中で、活動自粛は防ぎながらも…感染対策は徹底していかなければならないと考えております。健康維持(介護予防・認知症予防)につながる取り組みを地域に届けながら本当の意味での「共生」をしっかり具現化するために…また法人の機能が必要な時に迅速に活用して頂けるためにも、地域貢献活動を継続していきたいと考えております。宜しくお願いいたします。