サントピアみのかもで働く専門スタッフをご紹介。

丸山 千穂子 / 勤続22年 入所エリア所長(看護師・介護福祉士)

看護の主な仕事はご利用者のバイタル測定(検温、血圧)、薬の管理、傷の処置、必要時医師へ状態報告、指示受けなどの健康管理になります。認知症や脳血管性障害などの疾患のため、自らの体調不良を言葉にできない、気づかないで過ごされているご利用者も多く、日々の様子観察や関わりを通じて体調の変化を早期に発見することが大切です。日頃ご利用者と関わっている他職種と連携を図り情報共有もしています。
介護の仕事はご利用者が穏やかでその人らしい生活を送る為のサポート役で、入浴、トイレ、食事、話し相手や日常生活中のリハビリ等を行います。ご利用者の多くは日常の生活が自分の思い通り上手くいっていないことへの不安、焦燥感などから介護を拒否されたり、夜間眠れなかったりされ、マニュアル通りの対応ではうまくいかないことも多くあります。介護の仕事を二十数年している私も未だに悩むことはあります。そんな時は他職員に相談してうまく対応できると嬉しくなります。
介護・看護の世界は奥が深く、これでいいのかと悩むことも多いと思いますが、自分の中に何かひとつやりがいが見つかると続けられる仕事になると思います。このようにやりがいのある仕事を選び就職してくれた新入職員に対して、育成担当職員のトレーナーが一定期間、職場・職務・職員などになじめるように、研修予定を計画し随時相談・アドバイスに携われる体制を整えています。

安江 一樹 / 勤続19年 老健相談室所長(医療相談室長兼務)

現在、サントピアみのかもの相談室には、支援相談員(4名)と介護支援専門員(ケアマネージャー2名)が在籍し、入所から退所までを包括的に支援しています。ご本人様やご家族様の希望に寄り添い、不安や悩みをお聞きしながら、居宅介護支援事業所や地域の関係事業所、病院等と連携しつつ、スムーズな在宅生活への移行を支援しています。
支援にあたっては、法人内の各専門職(医師、看護師、介護職員、リハビリ職員、管理栄養士など)が、それぞれの専門性を発揮し、チームで支援ができるよう、相談室がハブの役割を果たします。
また、サントピアみのかもが提供する入所、通所リハビリテーション(デイケア)、短期入所(ショートステイ)などの各サービスを利用するための相談窓口を担っています。
さらに、介護保険や介護に関するお悩み相談、入所施設の情報提供なども行います。
是非、お気軽にご相談ください。

中津 智広 / 勤続14年 在宅サービスエリア所長(理学療法室長兼務)・コグニサイズ認定指導者

私は運動療法や物理療法を治療手段とするリハビリテーション専門職の理学療法士です。
認知症の方々また高齢者の方への臨床経験を経て、その方の望む…つまり幸せと感じる(自律)生活を送って頂くためには、いかなる段階においても適切なリハビリの場を届けること、『認知症予防・介護予防』は必須だと考えていました。
年齢を重ねるとともに認知症のリスク、また心身機能の低下(フレイル)のリスクは出現し、そして高くなるのは明白です。
当法人の長寿支援部とは、まさに、この中濃圏域の長寿社会の具現化に向けた機能の集合体だと思います。
今後の精神科医療、地域包括ケアシステムの要は「地域・在宅」であると考え、精神疾患及び認知症に不安を感じる高齢の方々へのリハビリ、支援が出来る場を「精神デイケア」「通所リハビリテーション」「短期入所」というフィールドに作らせて頂きました。この「在宅サービスエリア」を統括しながら、各市町村と連携し講演会や運動教室の運営などの「地域リハビリテーション」にも積極的に取り組んでいます。
各々が希望する生活のためには認知機能の維持、心身機能の維持が重要です。国立長寿医療研修センターで学んだ「コグニサイズ」という二重課題トレーニングや理学療法士としてカスタマイズした運動療法、そして認知機能トレーニング(脳トレや集団療法)を組み合わせたプログラムを「認知症リハビリテーション」の軸として、これからも多くの方々に届けていきたいと思います。

加藤さん/ 勤続11年 介護職

私はサントピアみのかもに入職して10年になります。主な仕事は利用者様の食事や排泄等の日常生活のサポートや、生活内でできるリハビリの補助になります。サントピアみのかもは認知症の専門施設であり、利用者様ご自身で体調不良や色々な思いを伝えることが難しいこともあるため、できるだけ近くにいて気付ける人になりたいと思い働いています。
介護の仕事で働くことは何よりも自分の為だと思っています。母が病気になった時、私には何の知識もなく、自宅で看取ることも、家に帰りたいという最後の願いも叶えられずとても後悔しました。でも今は自分の大切な人に介護が必要になった時、手伝える位の知識や技術が身についてきました。だから、家に帰りたい利用者様の願いもお手伝いしたいし、自宅での介護が不安なご家族へ少しでもお役に立てたらと思っています。まだまだ勉強不足ですが、一人でも多くの利用者様に笑顔になってもらえるよう、これからも努めていきたいと思います。

小林さん / 勤続11年 介護職

私がこの仕事を始めたきっかけは、幼少期より同居していた祖父母の存在でした。
介護未経験で入職し日々、子育てと仕事の両立は勉強の毎日でしたが、認知症の利用者様の笑顔や優しさに触れていく中で仕事にやりがいを感じ産休、育休を取得し施設に併設された託児所を利用しながら介護福祉士の資格を取得することが出来ました。
現在の主な仕事は利用者様の食事、排泄、入浴等の日常生活支援、新入職員の育成です。日々の関わりの中、利用者様が安心し穏やかな毎日を過ごして頂けるよう、利用者様の気持ちに寄り添える時間を大切にしています。足浴や大正琴等のレクリエーションの時間では他職種と連携を図り、有意義で楽しみを持てる時間を過ごして頂けることが私の励みになっています。
新入職員が介護業務を安全に安心して行えるよう、未経験から介護を始めた自分自身の経験を活かし今後も育成教育を行っていきます。
これかも向上心を持ち続け利用者様の笑顔を大切に一人一人の気持ちに寄り添い、携わっていきたいです。

小川さん / 勤続1年 介護職

介護職未経験という事もあり、全ての仕事のほとんどが未知であり、オムツ交換にはじまり、車イスへの移乗など初めてのことばかりでした。本当に自分に出来るのだろうかと最初は不安でしたが、初めの3か月は育成トレーナーの方が側にいて気にかけてくださり、優しく指導していただけたので、頑張ることができました。
まだまだ不安なこともありますが、時間が経つにつれて利用者様との関係性が変わってきたと感じる瞬間もあり、少しずつですが自信も付いてきました。
日々、周りの方に助けていただきながら、学ぶ毎日ですが、利用者様が快適に過ごせるように今後励んでいきたいと思います。