
できる能力を活かす作業療法で暮らしに楽しみと満足感を。
当施設では、作業療法によるリハビリテーションをご提供しています。大切にしているのは「その人らしさ」。利用者の方が、できる能力(長所)を活かして生活を楽しみ、生きていることを実感し、満足できる毎日を送っていただくために、一人ひとりに最適なプログラムをご計画しています。
私たちは、リハビリを考える上で、利用者の方に「その人らしく生活していただける」ことを第一に考えています。「その人らしい生活」とは、自分が興味あること、得意なことに取り組み、満足感や達成感が味わえる暮らしのこと。機能回復を目指すリハビリも、利用者の方が楽しいと思えなければ、かえって負担になり本来の目的も果たすことができません。当施設では、利用者の方の意欲も引き出すプログラムをご提供することで、心身機能の維持・回復を目指すとともに、充実感を持って過ごせる毎日をサポートしています。
当施設で行っている、主な作業療法プログラムをご紹介します。身体機能の低下が見られる方には、日常生活の中で無理なく続けられる「動き」の中で、リハビリを行っています。
また、実施場所には、多くの利用者の方が集まるオープンなホールを利用するなど、コミュニケーションを図りながら互いに意欲を高めあえる環境づくりにも努めています。
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手と目の協調運動や集中力アップを目的に、編み物や縫い物、毛糸の貼り絵(ウールアート)などを行います。
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釘打ちアートや棚作りなどを行います。中には仕事の感覚で意欲的に取り組む利用者の方もいらっしゃいます。
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基礎体力の維持、他者との交流を目的に、ストレッチ体操や風船バレーなど大勢で楽しく身体を動かします。
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その時々の季節や時事など、テーマに沿った取り組みを行うサークル活動です。会話力の維持や仲間作りにつながります。
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記憶を引き出し維持することを目的に、昔懐かしい写真やモノを活用しながら、幼少期や成人期の昔話を語り合います。
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足浴や温感パックで心身をリラックスさせ、穏やかな交流を育みます。血行促進や関節痛軽減などの効果もあります。